代用魚について

2013/08/27

栄養管理指導室

 

 代用魚とは、漁獲高の減少や価格の高騰などで、手に入りにくくなった魚介類の代わりに利用されている見た目や味が良く似た魚介類のことをいいます。

 漁業資源の安定供給やコスト削減を目的として開発され、主に切り身や白身フライなどの加工品として外食産業や給食で用いられています。

 スーパーマーケットなどの小売店ではなじみのない名前のの魚は敬遠されやすいため、販売されている代用魚は少ないのですが、シシャモのように代用魚であるカペリンのほうが主流となった例もあります。

そこで、今回は代表的な代用魚を紹介します。

用途 代用魚(和名)
サザエ アカニシ
マグロ アカマンボウ
クエ アブラボウズ
クルマエビ ウシエビ(ブラックタイガー)
エンガワ カラスガレイ
スケトウダラ メルルーサ
アワビ ロコガイ
ムツ マジェランアイナメ
アカガイ サルボウガイ
シシャモ カペリン
ウナギ ヨーロッパウナギ
スズキ ナイルパーチ
マダイ ティラピア
フグ ウマヅラハギ
タラバガニ アブラガニ

 代用魚は正しい表示のもとで販売されることは違法ではありませんが、表示がわかりにくく、偽装表示の問題もあります。

そこで、2003年にJAS法「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律」が改定され、代用魚も本来の名前を表示するように義務付けられました。

知っ得コラム(厚木市立病院)

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